皆さん、こんにちは！

経済産業省が発表しました電子商取引に関する市場規模によると、2020年の日本国内のB to C ECサイト市場規模は19.3兆円（前年19.4兆円、前年比0.43%減）とほぼ横ばい。減少理由としてはて観光やビジネスなどの旅行客減少に伴ってサービス系分野の市場規模は4.58兆円（前年7.16兆円、前年比36.05%減）と大幅減少。一方で、外出自粛の呼びかけによって巣ごもり消費が推奨されたことで物販系分野の市場規模は12.23兆円（前年10.05兆円、前年比21.71%減）と大幅増加。EC化率についても8.08%（前年6.76%）と増加。物販系分野の中では「生活家電、AV機器、PC周辺機器等」（2.34兆円）、「衣類・服装雑貨等」（2.22兆円）、「食品、飲料、酒類」（2.20兆円）「生活雑貨、家具、インテリア」（2.13兆円）の市場規模が大きく、全体の約72.8%を占めます。

ECサイト市場規模が年々拡大している大きな要因としてはここ数年のスマートフォンの急激な普及によって（2019年は世帯あたりの普及率が 83.4%）、スマートフォンで手軽に情報を取得したり、購買する層が増えたことが挙げられます。特にEC化率の高い「事務用品、文房具」「書籍、映像・音楽ソフト」「生活家電、AV機器・PC周辺機器等」は店舗で型番や製品名を調べ、どこで購入しても品質が変わらなければ、インターネットで調べて価格の安いサイトで購入するユーザーが増えたことが想定されます。

一方で海外と比較すると、アメリカのEC化率は約10％、中国では約35％を超えており、日本でのEC化率は低く、今後においても市場におけるオムニチャネルの促進を考えると、成長性の高い市場だと言えます。

ECサイトリニューアル

弊社も上記のような市場動向を踏まえ、ECサイト促進のコンサルティングを実施しており、今年の4月にお酒の会社のECサイトを弊社にてリニューアルしました。

https://www.kanchiku.com/

元々、上記サイトは2003年にプログラミング言語のPerlで作成されたもので、編集や商品登録が全てプログラミング言語でしか書き換えが出来ず、社内での内製化が出来ていないという課題がありました。
また、他にも様々な課題があったのですが、例えば、クレジットカードでの決済が出来ない、ページのデザイン性が乏しい、ユーザーエクスペリエンスが低い（例　オススメ商品・ランキング・お気に入りの表示、セット商品やギフト商品、ポイント付与、一定金額以上の送料無料、会員特典等が全て無い状況）、SSL化対応していない等があり、年間のECサイト経由の売上は会社全体の売上の1%弱の売上という状況でした。

上記様々な課題に対して、弊社ではサーバーの引越し、ドメインの移動、ECサイトシステムの導入、クレジットカード決済の契約、ECサイトの制作、写真撮影、コンテンツ記事の作成、ユーザーエクスペリエンスの機能向上等を実施し、約1年かけてリニューアルを実施しました。

小規模事業者持続化補助金を活用したことで、リニューアル費用の負担軽減も実施させて頂きました。
現在、リニューアルして約4か月ですが、すでに4か月のECサイト売上は前年を上回り、今後においてはさらなるサイトの利便性の向上や年間の販売企画などによって、新規・既存のお客様に喜ばれるサイトへと発展予定です。

ECサイトのご相談があれば、お気軽に弊社にご相談ください。

タグ: マーケティング、ECサイト