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2017年10月13日
資金調達
少し前ですが、2018年7月に金融庁は組織再編を行い検査局を廃止すると発表しました。そして、それに伴って金融検査マニュアルも廃止されますが、新たな検査指針が今月にも公開されると言われています。
経営者の方や財務担当の方は「金融検査マニュアル」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、本日はこの金融検査マニュアルがどのようなものか、そして現在の金融庁の流れを通じて金融機関がどのように企業を評価しているのかを数回に分けて説明します。
なお、金融検査マニュアルは廃止予定ですが、いきなり金融機関の審査や企業の評価方法がまったく違う方法になることは考えにくく今後も企業が資金調達をする上では有意義な情報であると考えられます。
「金融検査マニュアル」は、バブル経済崩壊後の1999年に、「金融検査マニュアル別冊(中小企業雄編)」がその4年後の2003年に公表されました。
金融検査マニュアルでは金融機関が貸出金について状況に応じて適切に管理を行っているかどうかを検証すること、と記載されています。
また、具体的にどのような方法で融資先に関して評価するのが適切な管理かが金融検査マニュアルで記載されており、このマニュアルを参考にして各金融機関は貸出金の審査や管理を行い、預金などが安全に運用されているかを自己評価するのです。
この金融検査マニュアルの登場により、それまでは「担保の評価」や「過去の貸出実績」、その「企業の評判」などで行っていた銀行の審査は「決算書による定量的な分析に基づく格付け」に重きが置かれるようになりました。
金融検査マニュアルは銀行の不良債権処理を促す役割を果たしてきました。
一方で、金融検査マニュアルに沿って決算書などで評価をしたときに厳しい評価になってしまう企業に対しての「貸し渋り」や「貸しはがし」につながったとも言われています。
今回は金融検査マニュアルの導入経緯や役割について説明してきましたが、次回は具体的な評価の方法・内容を説明します。
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